「あんたは相当な嘘つきだ。死んだやつに義理立てて結婚しないなんて嘘だ」
「そのときの気持ちは本当だった。」
「きれいすぎるねぇ」
「お前は汚かったら信じるのか。お前らその調子でなんにでも高く食っているだけだ。恋愛も友情も長続きすれば嘘だと思い、人のためにつくす人間は偽善者かバカだと思う。金のためにうごいたといえばホントらしいと思い、正義のために動いたと思えば裏になにかあると思う。おまえらそうやって大人ぶっているだけだ。しかしな、人間はそんな簡単ななもんじゃないぞ。甘ちょろいと言えば簡単だ。ただな、甘いきれいごとでも一生かけて押し通せば、甘くなくなる。俺はそう思っている。しらけて、分け知りぶるのは結構だが、人間にはきれいごとを押し通せる力があるってことを忘れるな!」
◆強盗に銃をつきつけられたとき:
「俺たちは金でうごいているわけじゃない。人間は命がいちばん惜しいわけじゃないぞ。人間をなめてはいかん。いいか、人間はそんなに安っぽくないぞ。人間には誇りがある。命をすてても何かをまもろうとする人間はいくらでもいる。」
PS.
昔はトラック運送の仕事で助手という仕事があった。とうぜん交代で運転したり、運転手が眠らないようにということでいるのだろうが、現代のコスト競争時代においては、一人で運転し、そして事故が起こっている。昔にもどれないまでも、その代わりとなるレーダクルーズやプレクラシュブレーキングシステムの開発により、コストを削減すべきであったろう。コストの削減のみで安全や人の誇りをなくすような価値観は、なんらんかの社会的仕組みのなかで見直していくべききだろう。