彼は夢と勇気と意思とを常に人々に与えてづづけている。
2009年1月30日金曜日
2009年1月26日月曜日
ルクエ「スチームケース」
食材を入れ、両サイドのフタを閉じ、そのまま電子レンジにいれれば、食材のもつ水分だけで蒸し料理が完成する調理器具。
プラチナシリコン製で、耐熱温度はマイナス30~260℃と幅広いそうです。電子レンジだけでなく、オーブン、食器洗い機、冷凍冷蔵庫まで対応し、食器も兼ねおり、できあがったらそのままテーブルに並べてもOKという、料理が面倒な方に最適だそうです。
ほしいなぁ。
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http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2009/01/26/3432.html?ref=rss
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2009年1月24日土曜日
男たちの旅路 第3部 第一話 シルバー・シート
◆電車ジャックした老人ホームのメンバと吉岡が
・身寄りのない老人ホームのメンバ:
「歳をとるということが、歳をとるまでわからない。自分を必要とする人がいません。ただ、世間の重荷になってしまう。自分は人に愛情を感じる。しかし、私が愛されることはない。仕事をしなくても場もない、そもだいたい仕事に喜びを感じなくなってくる。名誉などというものの空しさがわかってくる。もうろくがはじまったかな、と思う。しかし自分のもうろくは自分ではわからない。捨てられた人間です。いずれあなたも使い捨てられるでしょう。しかし歳をとった人間はね。あんたがたが小さいころ、電車を動かしたり、踏み切りを作ったり、学校を作ったり、米を作っていた人間です。あんたがころんだとき起こしてくれた人間かもしれない。しかしもう力がなくなってしまった。じいさんになってしまった。するともう誰も敬意を表するものはない。きのどくだとはいってくれる。同情はしてくれる。しかし敬意を表する者はない。右手の不自由な役立たずのじいさんに誰が敬意を表するかと言われるかもしれない。しかし、人間は、してきたことで敬意を表されてはいけないのかね?今はもうろくばあさんでもりっぱに何人の子供をそだててきたということで、敬意を表されてはいけないのかね?そういう過去を大切にしなきゃ、人間の一生っていったいなんだい?歳をとれは誰だって衰えるよ。しかし、この人はこうこうこうしたことをやってきたということで敬意を表されてはいけないのかね。そうでなきゃ、次々と使い捨てられていくだけじゃないのかね?」
・吉岡:
「お気持ちはわかりましたが、違うんじゃありませんか?私も似たような気持ちをもっています。私はいまだに戦争というものを引きずっている人間です。戦争の体験から抜け出せずにいるんです。バカだといわれます。いいかげんにしろとも言われる。しかし、まわりがあまりにも早く忘れすぎる。いや、忘れるだけならいい、誤解をして、高をくくっている。まぁ、それがやりきれなくて、戦争から抜け出せずにいるんです。たくさんの友人を失いました。その友人が内心は軍国主義反対だったと言われれば違うと思い、国にだまされていたと言われれば違うと思い、なぜ反抗しなかったのかといわれたら、カーッとして、つまりは何もわからないんだと思います。せめて自分ひとりだけは、死んだ友人の本当の姿を憶えていたいと思うんです。しかし、それを世に訴えようとは思わない。言葉で伝えられるようなことはたかがしれています。つまりは、一緒に生きた人間が、忘れずにいてやるしかない、と思うんです。誰も皆さんに敬意を払わないのはご無念でしょう。しかし、それをこういうことで抗議しては、立派な過去を汚すだけじゃないですか。こんなことをした皆さんを世間は敬意を表すると思いますか?私は間違っているんじゃないかと思いますねぇ。私は20年後の覚悟は出来ています。少なくともこんなことはしない。歳をとれば判るというくらいなら、何故こんなところに閉じこもったのですか。はっきり言いましょう。皆さんは甘えている。こんなことをした以上、通じても通じなくても良いから、表にでて言いなさい。そうでなければ、若い連中に皆さんのしたことが何のことかわからんでしょう。戸を開けて、いうだけ言いなさい。でなきゃすねた子供が押入れにとじこもったのとかわらんでしょう。皆さんは子供じゃない。男はこういう風に甘えるべきではなかった。そのように言っておきます。」
・老人
「吉岡さん、これは年寄りの悪あがきです。だまって警察に引き渡してくれますね?」
・吉岡
「はい。だまって。」
・若い人
「司令補、何をいわれたんですか。」
・吉岡
「お前も歳を取るといわれた。ただ、それだけのことだ。皆使い捨てにされる(それ以上は何も言わない)」
そういう覚悟が必要ということです。
2009年1月22日木曜日
the White House(オバマ大統領就任演説 その2)
ホワイトハウスのホームページがリニューアルされました。
http://www.whitehouse.gov/オバマ就任演説の全文とビデオです。
いずれはアドレスが変更されるので、コピペしておきます。
ちなみに日本語の全訳はこちら。
感動しますよ。物語ってくれるよなぁ。
Inaugural Address
By President Barack Hussein Obama
My fellow citizens:
市民の皆さん、
I stand here today humbled by the task before us, grateful for the trust you've bestowed, mindful of the sacrifices borne by our ancestors.
私は今日ここにこうして立ち、直面する責務を前に身が引き締まる思いです。そして同時に、皆さんが託してくださった信頼に感謝し、先祖たちの犠牲に思いを致しています。
私は今日ここにこうして立ち、直面する責務を前に身が引き締まる思いです。そして同時に、皆さんが託してくださった信頼に感謝し、先祖たちの犠牲に思いを致しています。
I thank President Bush for his service to our nation -- (applause) -- as well as the generosity and cooperation he has shown throughout this transition.
私はブッシュ大統領がこの国のために尽くしてくれたその献身に感謝し、さらにこの移行期を通じて示してくださった思いやりと協力に感謝します。
Forty-four Americans have now taken the presidential oath. The words have been spoken during rising tides of prosperity and the still waters of peace.
これで44人のアメリカ人が大統領の宣誓をしました。大統領の宣誓はこれまで、繁栄の波が高まる中で、そして平和という穏やかな海の中で、繰り返されてきました。
Yet, every so often, the oath is taken amidst gathering clouds and raging storms.
しかしこの宣誓は時折、暗雲かき曇り嵐が吹きすさぶ中でも、繰り返されてきたのです。
At these moments, America has carried on not simply because of the skill or vision of those in high office, but because we, the people, have remained faithful to the ideals of our forebears and true to our founding documents.
こうした時でもアメリカは歩き続けてきた。それはただ単に、高位高官にある者たちの才覚やビジョンによってではなく、「We the People (私たち)」が、祖先たちの理想を大事に守り続け、建国の書に忠実であり続けたからです。(訳注・「We the People」とは「独立宣言」の冒頭)
So it has been; so it must be with this generation of Americans.
So it has been; so it must be with this generation of Americans.
これまでずっとそうでした。そして今の世代のアメリカ人にとっても、そうでなくてはなりません。
That we are in the midst of crisis is now well understood. Our nation is at war against a far-reaching network of violence and hatred. Our economy is badly weakened, a consequence of greed and irresponsibility on the part of some, but also our collective failure to make hard choices and prepare the nation for a new age. Homes have been lost, jobs shed, businesses shuttered. Our health care is too costly, our schools fail too many -- and each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet.
私たちが危機の最中にあることは今や、周知のことです。この国は、暴力と憎しみを掲げる大規模ネットワークを相手に、戦争を戦っています。また、私たちの経済はひどく弱体化してしまった。一部の人の強欲と無責任のせいではあるが、私たちみんなが全体として、新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせいでもあります。おかげで人々は家を失い、職を失い、事業は閉ざされてしまった。私たちの医療保険は高過ぎる。この国の学校はあまりにあちこちで破綻しすぎている。そして私たちのエネルギーの使い方は、敵を勢いづけて、この惑星を脅かしている。その新しい証拠が、連日のようにあがってくる。
That we are in the midst of crisis is now well understood. Our nation is at war against a far-reaching network of violence and hatred. Our economy is badly weakened, a consequence of greed and irresponsibility on the part of some, but also our collective failure to make hard choices and prepare the nation for a new age. Homes have been lost, jobs shed, businesses shuttered. Our health care is too costly, our schools fail too many -- and each day brings further evidence that the ways we use energy strengthen our adversaries and threaten our planet.
私たちが危機の最中にあることは今や、周知のことです。この国は、暴力と憎しみを掲げる大規模ネットワークを相手に、戦争を戦っています。また、私たちの経済はひどく弱体化してしまった。一部の人の強欲と無責任のせいではあるが、私たちみんなが全体として、新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせいでもあります。おかげで人々は家を失い、職を失い、事業は閉ざされてしまった。私たちの医療保険は高過ぎる。この国の学校はあまりにあちこちで破綻しすぎている。そして私たちのエネルギーの使い方は、敵を勢いづけて、この惑星を脅かしている。その新しい証拠が、連日のようにあがってくる。
These are the indicators of crisis, subject to data and statistics. Less measurable, but no less profound, is a sapping of confidence across our land; a nagging fear that America's decline is inevitable, that the next generation must lower its sights.
これらは、データや統計をもとに危機を指し示している。それに比べて、数字では計りにくいが同じくらい重大なのが、国中にはびこる自信の喪失です。アメリカの衰退は避け難いものだという、いかんともしがたい恐怖。そして次世代の国民は期待の水準を下げなくてならないという不安。こういう自信の喪失のことです。
Today I say to you that the challenges we face are real. They are serious and they are many. They will not be met easily or in a short span of time. But know this America: They will be met. (Applause.)
私は今日、みなさんにはっきり言います。私たちが直面する課題は、本物です。課題は深刻で、たくさんあります。簡単に解決できないし、短期的に解決できるものでもありません。けれどもアメリカよ、これは知っておいてもらいたい。課題は、解決します。
On this day, we gather because we have chosen hope over fear, unity of purpose over conflict and discord.
私たちが今日のこの日、ここに集まったのは、恐怖よりも希望を選び、対立と不和よりも、目的を一つにして団結することを選んだからです。
On this day, we come to proclaim an end to the petty grievances and false promises, the recriminations and worn-out dogmas that for far too long have strangled our politics.
今日のこの日に私たちは、つまらないいさかいや偽りの約束はもう終わりだと、そう宣言するためにやってきました。この国の政治をあまりにも長い間、身動きできなくしてきた非難中傷合戦や使い古されたドグマ(独善的な考え)はもう終わりだと。
We remain a young nation. But in the words of Scripture, the time has come to set aside childish things. The time has come to reaffirm our enduring spirit; to choose our better history; to carry forward that precious gift, that noble idea passed on from generation to generation: the God-given promise that all are equal, all are free, and all deserve a chance to pursue their full measure of happiness. (Applause.)
私たちはまだ若い国です。けれども聖書の言葉を借りるなら、子供っぽいことはもうやめるべき時です。今こそ、私たちの不屈の精神を再確認する時です。自分たちのより良い歴史を選びとり、世代から世代へと受け継がれてきたあの貴重な財産、あの崇高な理想を、さらに前へ掲げて推進すべき時です。私たちの貴重な財産、崇高な理想とは、あらゆる者は平等で、全ての人が自由で、誰もが最大限の幸福を追求する機会を与えられる権利をもっているのだという、あの神から与えられた約束のことです。
私たちはまだ若い国です。けれども聖書の言葉を借りるなら、子供っぽいことはもうやめるべき時です。今こそ、私たちの不屈の精神を再確認する時です。自分たちのより良い歴史を選びとり、世代から世代へと受け継がれてきたあの貴重な財産、あの崇高な理想を、さらに前へ掲げて推進すべき時です。私たちの貴重な財産、崇高な理想とは、あらゆる者は平等で、全ての人が自由で、誰もが最大限の幸福を追求する機会を与えられる権利をもっているのだという、あの神から与えられた約束のことです。
In reaffirming the greatness of our nation we understand that greatness is never a given. It must be earned.
この国がいかに偉大な国か再確認するにあたって、私たちは、何をしなくても当然のこととして偉大な国などないのだと承知しています。偉大さとは、努力して獲得しなくてはならないものです。
Our journey has never been one of short-cuts or settling for less. It has not been the path for the faint-hearted, for those that prefer leisure over work, or seek only the pleasures of riches and fame. Rather, it has been the risk-takers, the doers, the makers of things -- some celebrated, but more often men and women obscure in their labor -- who have carried us up the long rugged path towards prosperity and freedom.
長い旅路を歩んできたこの国は、これまでも決して近道をしたり、適当なところで妥協したりしなかった。私たちの旅は、気の弱い人たちには不向きな道中だった。気の弱い人たち。働くよりも楽をしたい人たち。富や名声の楽しみだけ求める人たち。そういう人たちは、私たちの旅路には向かない。それよりも、長く険しい道を登って、私たちのこの国を繁栄と自由に向けて引き上げてくれたのは、危険を恐れない人たち、実行力ある人たち、ものを自分の手で作る人たち、そういう人たちでした。中には功績を賞賛された人たちもいますが、多くの場合は、決して名声を得ることなく地道に働き続けた人たちなのです。
For us, they packed up their few worldly possessions and traveled across oceans in search of a new life.
For us, they packed up their few worldly possessions and traveled across oceans in search of a new life.
そういう働く人たちが私たちのために、ほんのいくらかの持ち物を荷物にまとめて、新しい生活を求めて、様々な大海を渡ってきた。
For us, they toiled in sweatshops, and settled the West, endured the lash of the whip, and plowed the hard earth.
そういう人たちが私たちのために、ひどい環境と低賃金の工場で働き、そして西部を開拓してくれたのです。そういう人たちが私たちのために、むち打たれても耐えて、固い大地を耕してくれたのです。
For us, they fought and died in places like Concord and Gettysburg, Normandy and Khe Sahn.
そういう人たちが私たちのために、コンコードやゲティスバーグやノルマンディーやケサンといった戦場で戦い、そして死んでいったのです。
Time and again these men and women struggled and sacrificed and worked till their hands were raw so that we might live a better life. They saw America as bigger than the sum of our individual ambitions, greater than all the differences of birth or wealth or faction.
こういう男たち、女たちは繰り返し繰り返し、私たちがより良い生活を送れるようにと、苦闘し、自らを犠牲にし、自分の手がボロボロになるまで働いてくれたのです。その人にとってアメリカとは、個人個人の希望の単純な総和よりも大きいものだった。一人一人の生まれや財産や所属の違いよりも、もっと大きな偉大なものだった。
This is the journey we continue today. We remain the most prosperous, powerful nation on Earth. Our workers are no less productive than when this crisis began. Our minds are no less inventive, our goods and services no less needed than they were last week, or last month, or last year. Our capacity remains undiminished. But our time of standing pat, of protecting narrow interests and putting off unpleasant decisions -- that time has surely passed. Starting today, we must pick ourselves up, dust ourselves off, and begin again the work of remaking America. (Applause.)
そしてその同じ旅を、私たちも続けているのです。この国は依然として、この地球上で最も豊かな、最強な国です。この国の労働者は危機が始まった時と比べて、決して生産性が落ちたわけではない。私たちの創造性が低下したわけでもなければ、先週や先月や去年に比べてこの国の製品やサービスに対する必要性が減ったわけでもない。私たちの能力は衰えていない。けれども、何もせずに済む時代は終わりました。つまらない利益を死守したり、不愉快な決断を先送りしたり、そんなことをしていられる時間は、確実に終わったのです。今日から私たちは、自力で立ち上がり、埃を払って、アメリカを再生するため再び働き始めなくてはなりません。
For everywhere we look, there is work to be done. The state of our economy calls for action, bold and swift. And we will act, not only to create new jobs, but to lay a new foundation for growth. We will build the roads and bridges, the electric grids and digital lines that feed our commerce and bind us together. We'll restore science to its rightful place, and wield technology's wonders to raise health care's quality and lower its cost. We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories. And we will transform our schools and colleges and universities to meet the demands of a new age. All this we can do. All this we will do.
なぜなら、どこに目をやっても、やらねばならない仕事だらけだからです。この国の経済状態は大胆で素早い行動を必要としています。そして私たちはただ新しい雇用創出のためだけでなく、新しい成長の基盤づくりのために行動します。商業を支えて私たちを結びつける、道路や橋、送電網やデジタル回線を作ります。科学を本来のあるべき地位に復権させ、医療の質向上と価格引き下げのために最新技術を駆使していきます。私たちは、自動車を走らせ工場を動かすために、太陽と風と大地のエネルギーを活用していきます。そして私たちは、新時代の要求に応えるよう、学校や大学を改革していきます。どれもできることばかりです。どれも、これから実現していくのです。
Now, there are some who question the scale of our ambitions, who suggest that our system cannot tolerate too many big plans. Their memories are short, for they have forgotten what this country has already done, what free men and women can achieve when imagination is joined to common purpose, and necessity to courage. What the cynics fail to understand is that the ground has shifted beneath them, that the stale political arguments that have consumed us for so long no longer apply.
私たちは野心的すぎるのではないかと懸念する人もいます。大計画ばかり立てても、国のシステムはそれを受け付けないと。そう言う人たちは、最近のことしか覚えていないのです。この国がこれまでにどれだけのことを実現してきたか忘れてしまっているのです。共通の目的に想像力が結び付き、勇気に必要性が結び付いたとき、自由な人々にどれほどのことができるのか。
The question we ask today is not whether our government is too big or too small, but whether it works -- whether it helps families find jobs at a decent wage, care they can afford, a retirement that is dignified. Where the answer is yes, we intend to move forward. Where the answer is no, programs will end. And those of us who manage the public's dollars will be held to account, to spend wisely, reform bad habits, and do our business in the light of day, because only then can we restore the vital trust between a people and their government.
シニカルで懐疑的な人たちには分からないのです。足下の地面が、とっくに動いてしまったことを。私たちをずっと巻き込んでいた中身のない政争は、もう意味がないのだと。今日のこの日に私たちが問いかけているのは、政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、政府がきちんと機能しているかどうかです。国民がまともな給料の仕事を見つけられるよう、政府が協力しているかどうか。高すぎない医療サービスが提供できているかどうか。尊厳ある引退生活を提供できているかどうか。「イエス」と言える分野についてはこのまま続行するし、「ノー」と言う分野についてはその政府事業は終わりにします。そして国民の税金を扱う我々は、賢明に使い、悪い習慣を改善し、透明性の高い形で仕事をするよう、責任を負う。そうしなければ、国民と政府の間に不可欠な信頼を回復できないからです。
Nor is the question before us whether the market is a force for good or ill. Its power to generate wealth and expand freedom is unmatched. But this crisis has reminded us that without a watchful eye, the market can spin out of control. The nation cannot prosper long when it favors only the prosperous. The success of our economy has always depended not just on the size of our gross domestic product, but on the reach of our prosperity, on the ability to extend opportunity to every willing heart -- not out of charity, but because it is the surest route to our common good. (Applause.)
同様に、問われるべきは市場の善悪ではありません。富を作り出し自由を拡大するためのものとして、市場ほど強力なものはない。けれども今回の危機で、きちんとした監督がなければ、市場は無軌道で野放図な動きをしてしまうと、改めて思い知らされました。さらには、富める者しか厚遇しない国は、あまり長いこと繁栄できないのだということも、今回改めて分かりました。昔からそうだったが、この国の経済がうまく行くために大事なのは、国内総生産の規模だけではなく、その繁栄がどこまで届いているかなのです。大事なのは、やる気のある全ての人に私たちがいかにチャンスを提供できるかです。慈善でそうするのではなく、その方が確実に国民全員の利益にかなうからこそ、広くチャンスを提供できるかどうか。
As for our common defense, we reject as false the choice between our safety and our ideals. Our Founding Fathers -- (applause) -- our Founding Fathers, faced with perils that we can scarcely imagine, drafted a charter to assure the rule of law and the rights of man -- a charter expanded by the blood of generations. Those ideals still light the world, and we will not give them up for expedience sake. (Applause.)
As for our common defense, we reject as false the choice between our safety and our ideals. Our Founding Fathers -- (applause) -- our Founding Fathers, faced with perils that we can scarcely imagine, drafted a charter to assure the rule of law and the rights of man -- a charter expanded by the blood of generations. Those ideals still light the world, and we will not give them up for expedience sake. (Applause.)
国民の防衛について言えば、安全と理想は両立できないという主張は嘘だと断言し、拒絶します。この国の建国の父たちは、私たちには想像もできないような困難を前に、法の支配と人権を保障する章典を起草しました。そしてその後の世代が血を流して戦って、権利章典の中身を拡大してきました。そこで掲げられた理想はいまだに世界を照らしています。単なる便宜性を理由に、この理想を手放すつもりなど全くない。
And so, to all the other peoples and governments who are watching today, from the grandest capitals to the small village where my father was born, know that America is a friend of each nation, and every man, woman and child who seeks a future of peace and dignity. And we are ready to lead once more. (Applause.)
And so, to all the other peoples and governments who are watching today, from the grandest capitals to the small village where my father was born, know that America is a friend of each nation, and every man, woman and child who seeks a future of peace and dignity. And we are ready to lead once more. (Applause.)
そして、今日この日を見守っているほかの国々の人たちや政府に申し上げたい。壮麗な首都の住民から、私の父が生まれた小さな村の人たちにまで。皆さんに申し上げます。アメリカは、平和と尊厳ある未来を求める全ての国とあらゆる男女や子供の友人です。そしてさらに。私たちは再び、世界をリードする用意ができています。
Recall that earlier generations faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with the sturdy alliances and enduring convictions. They understood that our power alone cannot protect us, nor does it entitle us to do as we please. Instead they knew that our power grows through its prudent use; our security emanates from the justness of our cause, the force of our example, the tempering qualities of humility and restraint.
昔の人たちは、ファシズムや共産主義と戦うにあたって、ただミサイルや戦車に頼ったのではなく、強固な同盟関係や、揺るぎない確信を拠り所にしていたものです。それを思い出してみてください。先達たちは、自国の力だけで自分たちを守れるものではないと理解していたし、いくら自分たちに力があるからといって好き勝手をしていいというものではないとも理解していた。その代わり先達たちは、力というのは賢明に使えばこそ育つものだと理解していました。国の安全は、国の主張の正当性や、規範としての説得力から生まれるものだと、謙遜と自制という穏やかな資質から生まれるものだと。
Recall that earlier generations faced down fascism and communism not just with missiles and tanks, but with the sturdy alliances and enduring convictions. They understood that our power alone cannot protect us, nor does it entitle us to do as we please. Instead they knew that our power grows through its prudent use; our security emanates from the justness of our cause, the force of our example, the tempering qualities of humility and restraint.
昔の人たちは、ファシズムや共産主義と戦うにあたって、ただミサイルや戦車に頼ったのではなく、強固な同盟関係や、揺るぎない確信を拠り所にしていたものです。それを思い出してみてください。先達たちは、自国の力だけで自分たちを守れるものではないと理解していたし、いくら自分たちに力があるからといって好き勝手をしていいというものではないとも理解していた。その代わり先達たちは、力というのは賢明に使えばこそ育つものだと理解していました。国の安全は、国の主張の正当性や、規範としての説得力から生まれるものだと、謙遜と自制という穏やかな資質から生まれるものだと。
We are the keepers of this legacy. Guided by these principles once more we can meet those new threats that demand even greater effort, even greater cooperation and understanding between nations. We will begin to responsibly leave Iraq to its people and forge a hard-earned peace in Afghanistan. With old friends and former foes, we'll work tirelessly to lessen the nuclear threat, and roll back the specter of a warming planet.
この伝統を守っていくのが、私たちです。改めてこの行動規範に導かれ、私たちはもっとさらなる努力と協力と国家間の理解を必要とする新しい脅威に立ち向かって行くことができる。私たちは責任をもって、イラクをイラクの人々に託していく、そのプロセスを開始します。そして私たちは責任をもって、努力して勝ち取った平和をアフガニスタンに築き上げていきます。古い友人たちやかつての敵対国と共に、私たちは核の脅威を軽減するために不屈に努力し、温暖化する惑星という恐怖を巻き返して行きます。
We will not apologize for our way of life, nor will we waver in its defense. And for those who seek to advance their aims by inducing terror and slaughtering innocents, we say to you now that our spirit is stronger and cannot be broken -- you cannot outlast us, and we will defeat you. (Applause.)
自分たちのライフスタイルを言い訳して謝るつもりはないし、ライフスタイルを守るのに何を臆するつもりもない。そして恐怖を広め、無実の人々を惨殺することで目的を果たそうとする連中には、今ここで言う。お前たちよりも我々の心は強く、決してくじけたりしない。お前たちが私たちよりもしぶとく生き残るなどありえず、我々はお前たちを打ち砕く。
For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness. We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus, and non-believers. We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth; and because we have tasted the bitter swill of civil war and segregation, and emerged from that dark chapter stronger and more united, we cannot help but believe that the old hatreds shall someday pass; that the lines of tribe shall soon dissolve; that as the world grows smaller, our common humanity shall reveal itself; and that America must play its role in ushering in a new era of peace.
なぜなら私たちは、この国のつぎはぎな伝統が決して弱点などではなく、むしろ長所だと知っているから。この国はキリスト教徒とイスラム教徒と、ユダヤ教徒とヒンズー教徒と、そして信仰をもたない人たちが集まった国です。地球上のあらゆる場所からもたらされた、あらゆる言語とあらゆる文化で形作った国です。そして私たちは、南北戦争という内戦や人種隔離という苦汁をなめた末、前よりも強くなり団結して暗い時代からはい出た。その過去があるからこそ私たちは、古い怨恨はいつか必ず乗り越えられるものだと信じずにはいられないのです。部族の壁はいつか近いうちになくなり、そして世界がどんどん狭くなるに連れて、人類共通の人間性が表面に浮上してくるだろうと。新しい平和の時代を呼び込むため、アメリカも自分たちの役割を果たさなくてはならないと。そう信じずにはいられないのです。
To the Muslim world, we seek a new way forward, based on mutual interest and mutual respect.
To those leaders around the globe who seek to sow conflict, or blame their society's ills on the West, know that your people will judge you on what you can build, not what you destroy. (Applause.)
ムスリム世界に対しては、相互利益とお互いを尊敬し合う気持をベースに、新しく前に進む方法を探しています。対立を広め、自分たちの社会の問題を欧米のせいにしたい指導者たちには、こう申し上げる。国民は、あなたが何を滅ぼすかで指導者を評価しない。何を作り上げるかで、指導者を評価するのだ。
ムスリム世界に対しては、相互利益とお互いを尊敬し合う気持をベースに、新しく前に進む方法を探しています。対立を広め、自分たちの社会の問題を欧米のせいにしたい指導者たちには、こう申し上げる。国民は、あなたが何を滅ぼすかで指導者を評価しない。何を作り上げるかで、指導者を評価するのだ。
To those who cling to power through corruption and deceit and the silencing of dissent, know that you are on the wrong side of history, but that we will extend a hand if you are willing to unclench your fist. (Applause.)
腐敗と不正と批判意見の圧殺によって権力を死守する人々に申し上げる。あなたたちは、歴史に断罪される側にいる。しかしもし握っている拳を緩める気持ちがあるのなら、私たちは手を差し伸べるだろう。
To the people of poor nations, we pledge to work alongside you to make your farms flourish and let clean waters flow; to nourish starved bodies and feed hungry minds. And to those nations like ours that enjoy relative plenty, we say we can no longer afford indifference to the suffering outside our borders, nor can we consume the world's resources without regard to effect. For the world has changed, and we must change with it.
貧しい国の人たちへ、誓います。みなさんの畑を豊かにし、清潔な水が流れるようにし、飢えた人々を満たし、知識を求めてやまない頭脳に栄養を与えるよう、私たちはみなさんと一緒に働きます。そして私たちのこの国と同じように比較的豊かだと言える国には、こう申し上げます。私たちの国境の外で苦しんでいる人々に、もうこれ以上無関心でいるわけにはいきません。またこれ以上無思慮に、世界の資源を使い続けるわけにもいきません。世界は変わったのだから、私たちもそれに合わせて変わっていかなくてはならないのです。
As we consider the role that unfolds before us, we remember with humble gratitude those brave Americans who at this very hour patrol far-off deserts and distant mountains. They have something to tell us, just as the fallen heroes who lie in Arlington whisper through the ages.
目の前に広がる道を眺めながら、まさに今このとき、遠い砂漠やはるかな山岳で警備にあたっている勇敢なアメリカ人たちを思い、謙虚に感謝します。今の兵士たちは多くのことを教えてくれるし、アーリントンの国立墓地に眠る戦死者たちは時を超えて囁き続けています。
We honor them not only because they are the guardians of our liberty, but because they embody the spirit of service -- a willingness to find meaning in something greater than themselves.
兵士たちを称えるのは、私たちの自由を守ってくれるからだけではなく、奉仕の精神を体現しているからです。自分たちよりも大きな何かに意味を見出そうという、その意欲のことです。
And yet at this moment, a moment that will define a generation, it is precisely this spirit that must inhabit us all.
And yet at this moment, a moment that will define a generation, it is precisely this spirit that must inhabit us all.
そして今この時、私たちの時代を決定付けようというまさにこの瞬間、私たち全員に求められてるのは文字どおり、この奉仕の精神なのです。
For as much as government can do, and must do, it is ultimately the faith and determination of the American people upon which this nation relies. It is the kindness to take in a stranger when the levees break, the selflessness of workers who would rather cut their hours than see a friend lose their job which sees us through our darkest hours. It is the firefighter's courage to storm a stairway filled with smoke, but also a parent's willingness to nurture a child that finally decides our fate.
なぜなら、確かに政府は多くのことができるし、多くのことをしなくてはならないわけですが、この国が究極的に頼みにしているのは、アメリカ国民の信念と決意のほどなのですから。それはたとえば、防波堤が決壊したときに赤の他人を自分の家に迎え入れる優しさだったり。仲間が職を失うのを見るよりは自分の勤務時間を減らした方がいいという無私な労働者の思いやりだったり。真っ暗な時代を私たちが乗り越えていくには、国民のそういう心持ちが必要なのです。私たちの運命を最後に決めるのは、煙が充満した階段に飛び込んでいく消防士の勇気もそうですし、あるいは子供を育てようという親のやる気でもあるのです。
Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends -- honesty and hard work, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism -- these things are old. These things are true. They have been the quiet force of progress throughout our history.
Our challenges may be new. The instruments with which we meet them may be new. But those values upon which our success depends -- honesty and hard work, courage and fair play, tolerance and curiosity, loyalty and patriotism -- these things are old. These things are true. They have been the quiet force of progress throughout our history.
私たちは新しい課題に直面するかもしれません。取り組むための道具も、新しいものかもしれません。しかし私たちが成功するには、勤勉や正直、勇気や公平、寛容と好奇心、忠誠と愛国心といった価値観が必要なのです。昔からの古い価値観です。真実の、本物の価値観です。そういう価値観こそが、私たちの歴史をずっと静かに前進させてきたのです。
What is demanded, then, is a return to these truths. What is required of us now is a new era of responsibility -- a recognition on the part of every American that we have duties to ourselves, our nation and the world; duties that we do not grudgingly accept, but rather seize gladly, firm in the knowledge that there is nothing so satisfying to the spirit, so defining of our character than giving our all to a difficult task.
今何が求められているかというと、こういう真実に立ち返ること。私たちに今求められているのは、新しい責任の時代に入ることです。全てのアメリカ人が、自分たち自身への責任と、国への責任と、世界への責任を認識することが必要です。嫌々、不承不承に責務を担うのではなく。難しい仕事に全身全霊を尽くすことほど、心が充実し、人格を作り上げてくれるものはないのだとしっかり認識した上で、進んで喜んで責任を受けれいることが、今必要なのです。
This is the price and the promise of citizenship. This is the source of our confidence -- the knowledge that God calls on us to shape an uncertain destiny. This is the meaning of our liberty and our creed, why men and women and children of every race and every faith can join in celebration across this magnificent mall; and why a man whose father less than 60 years ago might not have been served in a local restaurant can now stand before you to take a most sacred oath. (Applause.)
それこそが、市民社会の対価と約束です。私たちの自信も、そこから来るのです。不確かな運命を自ら作り上げていくよう、私たちひとりひとりに神が求めてくださっているという、その認識に支えられているのです。私たちの自由と、私たちの信念には、そういう意味があるのです。なぜあらゆる人種と信仰の人々が、男性も女性も子供もみんなこの素晴らしいナショナル・モールにこうして集まり、一緒に祝うことができるのか。60年にもならない昔だったら、この近所のレストランで注文さえさせてもらえなかったはずの父をもつ男が、なぜ今こうして皆さんの前で最も崇高な誓いをたてることができたのか。
So let us mark this day with remembrance of who we are and how far we have traveled. In the year of America's birth, in the coldest of months, a small band of patriots huddled by dying campfires on the shores of an icy river. The capital was abandoned. The enemy was advancing. The snow was stained with blood. At the moment when the outcome of our revolution was most in doubt, the father of our nation ordered these words to be read to the people:
だからこそ、ぜひ今日のこの日、自分たちが何者で、どれだけ進歩してきたか改めて心に刻んで、記念としましょう。アメリカが誕生した年の、極寒の月のことです。凍てつく川辺で消えてしまいそうな焚き火を囲んで、いくばくかの愛国兵たちが身を寄せ合っていた時のことです。首都は見捨てられ、敵軍は前進していた。雪は血で染まっていた。独立戦争の行方がもっとも疑わしかったその瞬間に、この国の建国の父は、兵士たちにこの言葉を読み聞かせるよう指示したのです。
"Let it be told to the future world...that in the depth of winter, when nothing but hope and virtue could survive... that the city and the country, alarmed at one common danger, came forth to meet [it]."
「未来の世界に伝えよう。何も無い、そして希望と善行しか生き残れないような厳冬の極寒の中、共通するひとつの危険に恐れをなした街と国は、前を向いて戦おうと乗り出したのだ」
America: In the face of our common dangers, in this winter of our hardship, let us remember these timeless words. With hope and virtue, let us brave once more the icy currents, and endure what storms may come. Let it be said by our children's children that when we were tested we refused to let this journey end, that we did not turn back nor did we falter; and with eyes fixed on the horizon and God's grace upon us, we carried forth that great gift of freedom and delivered it safely to future generations.
アメリカよ。困難ひしめくこの冬にあって、共通するひとつの危険を前にした今、時代を超越したこの言葉を覚えておきましょう。希望と善行をもって、氷浮く凍てついた激流に再び挑んで、どんな嵐がやってこようとも耐えしのぎましょう。子供たちの子供たちが語り継いでくれるように。試練に遭って私たちは、この旅路の中断を受け入れなかったと。後戻りもしなかったし、ふらつきもしなかったと。そして地平線をしっかり見据え、神の恩寵を身に受けて、自由という偉大な賜物を携えて前に進み、それを未来の世代に無事に伝えていったのだと。
Thank you. God bless you. And God bless the United States of America. (Applause.)
Thank you. God bless you. And God bless the United States of America. (Applause.)
ありがとう。神の祝福がありますように。そして神がアメリカ合衆国を祝福くださいますように。
2009年1月21日水曜日
2009年1月18日日曜日
タミフル耐性インフルエンザ増加 Aソ連型の97%
町田市のサナトリウムでのインフルエンザ院内感染についても、報道はされていませんが、恐らくタミフル耐性でしょう。とりあえず、以下の対応が必要ですね。
・まずは、マスクを着用、お年寄りや子供であればN95マスクを装着
(N95マスクは千葉ニュータウンのジョイフルホンダに大量にありました)
・感染したら、タミフルではなく、リレンザの処方を要求する。
・家族や職場の同僚が感染したら、N95マスクと手洗いをかかさない。
2009年1月17日土曜日
40枚綴じられる小型ホッチキス
男たちの旅路 第2部 第二話 冬の樹
◆スターに殺到して倒れた子の親に対し
「巻き込まれた人間に責任はありませんか。私は娘さんたちを川の水とは思わない。責任は両方にあるといっているのです。あなたは一方的に私たちを非難する。自分の娘に悪いところがなかったか、とは考えない。私が親なら娘をしかる。なぜあの程度でわけがわからなくなるのですか。甘えているからです。わけがわからなくなったといえば許してくれる親がいるからです。止めきれなかった警備員を悪いといってくれる親がいるからです。群集心理などという言葉で納得してはいけない。娘さんの責任をきちっと示して、しからなくてはいけない。自分を棚にあげて権利の主張ばかりしてきたんだろう。その子供が自分を棚にあげてもしかたがない。私の正義だ。娘さんをしかりなさい。」
◆娘が帰ってきたらどうするかと聞いて
「私は、どういう顔にすべきかなどときいているわけではありません。どういう顔にしたいかと聞いている。抱きしめたいか、張り倒したいかと聞いたんです。そんなこともわからんのですか。あなたも40を超えているのでしょう。なぜそう態度がきまらんのです。態度がきまらないということは、生き方がきまっとらんということだ。頭から人を非難したかと思うと、たちまち卑屈にな顔になる。生き方がきまっとらんから、娘を満足にしかることもできんで、どなったり、甘やかすことしかできんのだ。私はこういう人間たちが子供の親だということががまんならん。いい歳をしてまだ子供じみていて自分中心だ。子供を本当に愛することを知らん。子供の生活に本当に心をよせたことがあるか。どんなことを考え、どんな寂しさをもっているか。本気で想像したことがあるか。子供はもう一人前だなんだと言って子供から逃げているんだ、あんたがたは。勉強しろとおどかす以外、子供を教育することを知らんのだ。自分を愛し取らんから、子供もあいすることができんのだ。あの子は、あの子はまだ一人前じゃないんだ。しかってやらないといかんのだ。抱きしめてやらなきゃいかんのだ。私にはわかるぞ。あの子が、どんな思いで街を歩いているのか。私にはわかる…しっかり抱いてやれと言っているんだ…帰ってきたら…しっかり抱いてやれといっているんだ…」
男たちの旅路 第2部 第一話 廃車置場
◆配属先を選ぶ権利を条件に入社した鮫島を見て、自分も配属を変えたいと行ってきた者に対し、
「そんな条件を出した人間は他にはいない。」
「そんな条件を出せば入社できないと思ったからです」
「彼も思った。しかし出した。彼だけが特別扱いされてもしかたがないだろう。自分で悩んで条件をつきつけてきた人間と、人を成功したのを見て尻馬に乗ってきた君たちとでは本質的に違うんだ!」
◆鮫島を採用した理由を聞かれて
「彼は現在を生きている。現在を生きていれば、仕事を選びたいと思うのは当然、その当然なことを、私は考えてこなかった。余生だ余生だと思っていた。できるだけ選ばせてやりたい。選べばいい、その気持ちを忘れるな、そんな思いだったんです。」
◆警備範囲外での犯罪を防がなかった鮫島に対して
「ばか者!それが仕事を選んだ人間の言い草か。何故金網の外に出なかった。何故声を聞いたら道に出て、その声を突き止めなかったのか。まともな人間というものはそういうものだ。悲鳴を聞いたらどこで聞こえようが走るのが人間というものだ。仕事の範囲でなきゃ出て行かないのか。貴様も、そんなバカ野郎だったのか!仕事の範囲から一歩も出ないなんて人間じゃない!仕事をはみださない人間は俺は嫌いだ。はみ出せ、範囲なんかはみ出せ。はみ出さんやつは俺は大ッ嫌いだ。」
2009年1月15日木曜日
2009年1月14日水曜日
2009年1月13日火曜日
3代目プリウスは「従来型」
2009年1月11日日曜日
男たちの旅路 第1部 第三話 猟銃
◆吉岡が特攻隊で死んでいった同僚に義理立てして結婚しなかったことを話したとき:
「あんたは相当な嘘つきだ。死んだやつに義理立てて結婚しないなんて嘘だ」
「そのときの気持ちは本当だった。」
「きれいすぎるねぇ」
「お前は汚かったら信じるのか。お前らその調子でなんにでも高く食っているだけだ。恋愛も友情も長続きすれば嘘だと思い、人のためにつくす人間は偽善者かバカだと思う。金のためにうごいたといえばホントらしいと思い、正義のために動いたと思えば裏になにかあると思う。おまえらそうやって大人ぶっているだけだ。しかしな、人間はそんな簡単ななもんじゃないぞ。甘ちょろいと言えば簡単だ。ただな、甘いきれいごとでも一生かけて押し通せば、甘くなくなる。俺はそう思っている。しらけて、分け知りぶるのは結構だが、人間にはきれいごとを押し通せる力があるってことを忘れるな!」
◆強盗に銃をつきつけられたとき:
「俺たちは金でうごいているわけじゃない。人間は命がいちばん惜しいわけじゃないぞ。人間をなめてはいかん。いいか、人間はそんなに安っぽくないぞ。人間には誇りがある。命をすてても何かをまもろうとする人間はいくらでもいる。」
PS.
昔はトラック運送の仕事で助手という仕事があった。とうぜん交代で運転したり、運転手が眠らないようにということでいるのだろうが、現代のコスト競争時代においては、一人で運転し、そして事故が起こっている。昔にもどれないまでも、その代わりとなるレーダクルーズやプレクラシュブレーキングシステムの開発により、コストを削減すべきであったろう。コストの削減のみで安全や人の誇りをなくすような価値観は、なんらんかの社会的仕組みのなかで見直していくべききだろう。
男たちの旅路 第1部 第二話 路面電車
◆ 司令補の自宅を訪ねて:「よかったの。かっとなったり、どなったり。私男がそうなったところ初めてみたような気がするの。」「自分は間違うことはない、という非難をする。そんな若いやつがきらいだ。」
◆新人が同情して逃がしたスリを捕まえた後:
新人:「昨日は想像力のないことをしてくれたじゃない」
吉岡:「自分が盗まれてもお前はゆるすか。お前らの想像力なんてしょせんそんなものか。殺されたらどうだ。それでも想像力とやらでゆるすのか。お前らは自分が被害を受けないときだけ想像力とやらでゆるすんだ。人を裁く勇気がないんだ。人に裁かせて裁いた人間を非難するだけだ。お前ら程度の想像力なら俺だって持ち合わせている。お前らは本当の敵と立ち向かったことはないんだ。お前らいいかっこしているが人がいいだけだ。いいかっこしているだけでは社会は保っていかれない。いい悪いを無理にでもはっきりさせなくてはいけないんだ。」
男たちの旅路 第1部 第一話 非常階段
なつかしのTVドラマです。
ストーリはさておき、ドラマのポイントを拾って見ました。
◆最初の訓練の場面:「ガードマンたるもの~でなくてはならない。~であることこそ最高の警備である。警備士らしい品位を持たなくてはならない。」
・現代では警備員そのものが職業としての地位も高くなく、誇りをもって働く職場ではないように思います。また、職業そのものが、金銭を稼ぐ行為となり、その質や志を持つものとなっていない。しかしながら本来職業とはもっと崇高なものであるべきであり、豊かとなった現代において忘れ去られてはいないか。組織をシステム化するにあたっては、21世紀の複雑系のマネジメントして一人一人が誇りをもって働く教育、職業の崇高な目的というものを示すことが必要でしょう。
◆吉岡司令補が新入社員の研修を見に来て:「私は話をしてきたのではない。耳で聞いたことはすぐ忘れろ。体でおぼえるんだ。君たちの力を教えてやろう。(実際に格闘し・・)君たちは弱いんだ。それを忘れるな!」
・若い人たちが、自分の実力を過剰に評価しているのはいつの時代でも変わりないようです。そんな人にはピシッといってあげるのが彼らのためですね。
◆自殺者を止める場面で:ふざけたこというな。甘ったれたこというな。こんなこと選んでわざわざ選んでくるやつに死ぬ資格はない。ほんとうにお前は生きたか。ぎりぎりまで生きたか。希薄なことを言うな。特攻隊にいたやつはな、死ぬ前の日にやつは星を見たいという。ただそれだけのことに百万もの思いがつまっているんだ。いいも悪いもあの時代が俺を作った。今の若いもんを見るとな、そんなもんじゃないと思う。聞いたことをいうようなやつを見るとがまんならん。だから若いもんを好きになることはできない。
臓器を取り替える時代
すでに臓器は取り替える時代に入っているようです。500万円~1000万円は持っておく必要がありそうです。
http://moura.jp/clickjapan/genome/cap2_4/2_4b.html
http://moura.jp/clickjapan/genome/cap2_4/2_4b.html
2009年1月10日土曜日
2009年1月5日月曜日
ロシア向け通話はEmobileが安い!!
ブラステル限定かもしれませんが、ロシア向け海外通話が他の携帯電話会社と比べ格安になっています。
Docomoなどは28.5円等ですが、Emobileは13.5円等半額になっています。なんでだろう・・??
Emobileに変えようかな・・・
と、思って調べてみると、端末をブラステルから購入せよとのことらしい(http://mobazou.blogspot.com/2009/02/de.html)
要注意です。
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